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ワインを作りました

大家さんがワインを作っていました。

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ちょっと分かりづらいですが、筒状のところに葡萄を入れ、その上に板を入れて
写真には映っていない上部にあるハンドルを回して、板で葡萄を圧縮します。
すると、葡萄ジュースが周りの穴から出てきます。

DSCN5847

周りと板を外すと、大量の搾りかすが残ります。

DSCN5845

葡萄ジュースはこのバケツで2杯、20Lとれました。

DSCN5851

これを濾します。どう見ても、カーテンですが気にしない気にしない。

DSCN5853

できた葡萄ジュースの糖度を測ったところ、21-2度でした。飲んでみるととても甘かったです。
これを瓶に移して、発酵させます。10-11月ぐらいには飲めるそうです。

DSCN5849DSCN5850このケーキのようになった搾りかすからは、ラキアを作るそうです。
今年はブドウが今までになく沢山採れたので、葡萄のラキアを初めて作るそうです。

DSCN5855DSCN5861搾りかすに水を30Lと砂糖を9Kg加えて発酵させます。予定では、10月中旬ぐらいに蒸留するそうです。

大家さんに先駆けて、私達もワインを作りました。
DSCN5828DSCN5836手作業ですが、同じように葡萄を絞りました。
もうすぐ帰ってしまうので、早く発酵させるため搾りかすも一緒に発酵させました。
思惑通り、2-3日でかなり発酵してきました。
右の写真のように、泡が沢山できて上の方に搾りかすが上がって来ました。
アルコールのいい匂いがして来たので、もう飲んでみることにしました。

DSCN5838最初はコーヒーフィルターで濾そうとしましたが、
すぐに詰まってしまったので
結局網を使って、搾りかすを分離しました。
急速に発酵させたので、ちょっと心配でしたが、
とても濃厚でフルーティーで美味しかったです。
買うより、自分で作ったほうが断然美味しかった。

少量だったので、発酵止めはせず、冷蔵庫へ
(湯煎で発酵を止めるのが一般的なようです)
冷蔵庫に入れていてもどんどん発酵が進む~。
早く飲まないと。

聞いた話によると、発酵止めにはアスピリンが効くとか?調べてみるとこんな論文が。
Inactivation of yeast glucose-6-P dehydrogenase by aspirin.
Han PF, Han GY, McBay HC, Johnson J Jr.
Experientia. 1980 Oct 15;36(10):1149-50.

Effect of aspirin on mitochondrial mutagens in Saccharomyces cerevisiae.
Bruce IJ, Wilkie D.
Mol Gen Genet. 1984;194(1-2):299-302.

Aspirin commits yeast cells to apoptosis depending on carbon source.
Balzan R, Sapienza K, Galea DR, Vassallo N, Frey H, Bannister WH.
Microbiology. 2004 Jan;150(Pt 1):109-15.

2016-09-18_06h59_00上の方は古すぎて見れなかったけど、一番下の論文の図から
横軸が培養時間(hour)、縦軸が酵母の量(上に行くほど増殖している)。
●がアスピリンなし、□がアスピリンありで
時間経過による酵母の増殖を調べています。
アスピリンなしに比べてありの方は酵母の増殖が明らかに抑制されています。
なるほど~、アスピリンは発酵止めに効果的ですね。
味に影響はないのかな?アスピリンがあったら来年試してみよう。


とりあえず、また来年も作ろうっと。

※これはブルガリアでの話です。日本では自分で作ると罪になるそうです。

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コメント

  1. Keiichi より:

    ワォ!
    メッチャ貴重な情報です!
    ありがとうございます!

  2. bunji_ より:

    >Keiichiさん
    日本では違法なんですよね~
    ブルガリアでも蒸留酒は本当は蒸留所に持っていって
    税金を払わなければならないんですよね~
    田舎ではほとんど黙認のようですが。。。

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