入国するのが大変だと噂のイスラエル入国についてです。
ヨルダンから陸路でイスラエルに入れる国境は三つあります。
①シェイフフセイン国境
②キングフセイン国境
③アカバ国境 です。アンマンから一般的なのは
②のキングフセイン国境です。
キングフセイン国境へは
アンマンからバスや乗り合いタクシーで
国境まで行くことができます。
タクシーは一台20JOD(3000円)ぐらいが相場らしいです。
昨日頼んでおいたタクシーが
ちゃんと迎えに来てくれました。
約1時間でキングフセイン国境へ到着。
代金は約束通り22JOD(3300円)でした。
悪くなかったので、
ビジネスカードを掲載しておきます。
<ヨルダン側出国>
ヨルダン側の国境では小さな紙に
名前とパスポート番号を書きます。
出国税10JOD(1500円)を支払います。
この時パスポートは回収されます。
(返却はバスに乗ってから)
←国境事務所のHPとメールアドレスが
貼ってありました。
メールを送っても返事が来る気がしないけど。
どうなんだろう。
次に、イスラエル側国境までのバスのチケットを購入します。
バス代は一人7JOD(1050円)。荷物が一つ1.5JOD(225円)です。これはかなり割高だなぁ。
バスに乗ってから先ほど回収されたパスポートが返却されます。
出国スタンプは先ほどの名前等を書いた紙の裏に押されます。
これは、イスラエルに行った証拠が残らないための措置(サービス?)らしいです。
イスラエルの入国スタンプを捺さないでもらっても、
ヨルダンの出国スタンプがあればイスラエルに行ったことが明白なので。
(イスラエルに行ったことがわかると、イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、
スーダン、イエメン、シリア、ソマリアに入国できなくなります。)
<イスラエル側>
バスはイスラエル側のイミグレに到着します。
まずは、飛行機に乗るときのように
大きな荷物を預けます。
パスポートの裏に荷物のバーコードが貼られます。
次の窓口でパスポートを渡します。
ここでは「アフリカに行ったことがあるか?」という
質問を受け、エボラに関するチラシを渡されました。
パスポートも返却されますが、
パスポートの裏に青いシールが貼られ
何やらチェックをされます。
写真右ののパスポートは何もチェックがなく、左の
のには二か所チェックが入っていました。
アフリカ渡航のこと以外は質問されないので、見た目でつけてるのかな?
チェックが入っているほど、この後の入国審査で別室送りの可能性が高いらしいです。やだなぁ
ここで、私たちのちょっと前に並んでいたお姉さんが引っかかりました。
チェックが係りのお兄さんがパスポートをちょっと見ただけで、無線で誰かに連絡。
更にそのパスポートを持ってどこかへ。
しばらくしてからやって来た人にお姉さんはどこかに連れていかれてしまいました。
もしかしてアフリカ行って来たのかも?
そこを抜けると、また長い行列があり、やっと入国審査です。ここが一番面倒と言われているポイントです。
とても面倒くさそうなお姉さんが私たちの担当でした。
(面倒くさそうなのもプレッシャーのためワザとなのかも)
聞かれたのは、二人の関係(親子)・イスラエルではどこへ行くか(エルサレムと死海)
どこのホテルに泊まるのか・何日滞在するのか(5日) ぐらいでした。
ここでの受け答えが怪しいと思われると別室に送られたり、何人もに訊問されたりするらしいです。
私たちの泊まるホテルの名前は「Levy Apartments」だったのですが、「Levy」って誰?と聞かれました。
「ホテルの名前だから知らない」と答えたのですが、「アパートとなっている」と言われました。
「Booking.comでとった普通のホテルだよ」と言ったらなんとか通過できました。
ホテルの名前と住所は紙に書いて見せられるとスムーズに行くと思います。
パスポートの裏のチェック欄にチェックされましたが、母娘だったからか楽に通ることができました。
1人だったら尋問だったのかなぁ。無事に通れてよかった。
ここではパスポートではなく
こんな紙の裏に入国スタンプを捺されます
イスラエルのスタンプがパスポートにあると
イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、
スーダン、イエメン、シリア、ソマリアに
入国できません。
なので、昔は「ノースタンプ!」と言って、
別紙に捺してもらうのがお約束でしたが
今は言わなくてもこの紙に捺してくれます。
ここを抜けると先ほど預けた荷物を受け取って、ついに入国です。
キングフセイン国境に着いてから2時間ぐらいかな?
別室に連れていかれることもなく、これでもかなりスムーズに行った方だと思います。
ここからエルサレムへ向かいます。
エルサレムに行くには出口を出てまっすぐのタクシー(実際はミニバス)しかありません。
左の写真の看板のところです。
右の写真はエルサレムの北にあるジェリコというところに行くバスの窓口です。
大半の人はエルサレムではなく、このジェリコに行っていました。そっちの方が便利なのかな?
エルサレムまでの代金は42ILSですが、
ヨルダンディナールでも支払い可能でした。(一人荷物込で20JOD)。
知らなかったので、レートが酷すぎる両替所で両替してしまいました。
9JOD(1346円)が34ILS(975円)という鬼のようなレートでした。あ~損した。
両替所にはATMのステッカーが貼ってありますが、国境にはATMは存在しませんでした。
紛らわしいから剥がしてほしい。
(こんな中途半端な金額を両替してしまったのは、ジェリコ行のバスの値段と勘違いしていたからです。)
国境からエルサレムまでは一時間ぐらいでした。
ダマスカス門近くで降ろされるので、歩いてトラムの駅へ。
この日は大雨だったのでさんざんな目にあいました。
スーツケースかバー(と言ってもただのビニール袋)と
リュックカバー(100均の自転車のかご用)が大活躍しました。
これまでの旅行で殆ど雨にあってなかったから、今まではただの荷物だったけど、あって良かった。
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